国民調査について

また、もうひとつの調査で数理統計研究所の日本人の国民性調査で「もう一度生まれ変わるとしたら、今度は男がよいか女がよいか」という質問項目がある。これに対する女性の回答は1968年にはじめて「女に生まれたい」が「男に生まれ変わりたい」を上回り、それ以降も「女に生まれたい」が支持し続けられている。これの理由付けとして女の方が「面白い」からというものである。これには「ラク」さよりも「面白さ」のほうが結局オトク、という価値観がある。

 これらの結果から著者は以下のような結論を導き出している。女も女として生きる方が得であると考えているし、男も自分は一生働き続けなければならないので女の方が得とみなしている。すなわち女という性別は男に比べて「ラク」だとみなされている風潮にある。

ならば、性別役割分担に基づく結婚生活が実際に女にとってトクかという自らの疑問に対し、著者は以下のように調べている。